みんなで育て、みんなで育つ

お鏡餅を作ったよ!

12月21日(月)今日は冬至。

寒いけれど、お日様が園庭を照らす、とても爽やかな日です。

さあ、いよいよ今日は附属幼稚園恒例のもちつきの会です。

今年度のお餅つきのテーマはズバリ!「世界に一つのマイお鏡餅を作って新年を迎えよう」です。

感染症拡大防止のため、ついたお餅を食べることは難しいのですが、杵と臼を用いてお餅をつくことを通して、日本の伝統文化に触れたり、様々な人とのふれあいを楽しんだりするというねらいのもと、「マイお鏡餅」をコンセプトに実施しました。

子どもたちは、事前に紙皿と紙コップを組み合わせ、絵を描いたり飾りを付けたりして、「マイお三宝」を当日までに作りました。そしてお正月のこと、お鏡餅のこと、餅つきのことを紙芝居や絵本などを通して知り、もちつきを楽しみな気持ちがますます膨らんでいきました。

そして「もちつきの会」当日!朝登園すると、園庭から煙が立ち上っています。火入れをした後、朝早くからボランティアの方々が集まって、もち米を蒸してくださっていたのです。

エプロン、三角巾を身に付けた子どもたちは、かまどのある園庭をのぞきに行きました。

蒸し器からは、湯気とともに、おいしそうなお米のにおいが漂ってきます。

ボランティアのお父さん先生、おじいちゃん先生たちが、臼を温めていると・・・「もち米、蒸しあがりました!」の声がしました。

蒸しあがったばかりのもち米が臼に運ばれ、さあいよいよもちつきの始まりです!

子どもたちは、ドキドキワクワク!ぺったんが始まる!と思っていたら、おじいちゃん先生が杵でもち米をグリグリ。

ある程度もち米をつぶしたところで、いよいよお待ちかねのぺったんが始まりました。

お父さん先生、おじいちゃん先生は、力いっぱい大きな音を鳴らしながら、お餅をついていました。「がんばれ!」「がんばれ!」子どもたちから、自然と応援の声が上がりました。子どもたちからの声援が力となり、ボランティアの方々が力いっぱいお餅をついてくださり、粒々だったもち米が、少しずつつやつやのお餅変化してきます。

「さあ、みんなもついてみる?」ボランティアの方の声に、子どもたちはみんな大喜び!一人一人が杵を持って、お餅をつきました。杵の重さに少しよろけながら、ボランティアの方の力も借りながら、青空のもと、子どもたちは石臼と杵を使ったもちつきを体験することができました。

全員でぺったんし、最後にボランティアの方が仕上げをして、お餅のでき上がり!できたてのお餅を見せてもらって、子どもたちから歓声が上がりました。目をまんまるにして、つきたてのお餅をながめる子どもたち!

 

できたお餅は、すぐさま遊戯室へ運ばれ、餅分けのボランティアさんの手に。子どもたちサイズの鏡餅になるよう、切り分けてくださいました。

それから、各保育室で鏡餅づくりをしました。できたてのお餅は温かく、熱いうちに丸めました。中には「私はハートの形の鏡餅にする!」と言う子もおり、それぞれが思い思いに形成していきました。

「マイお鏡餅」の完成です!いつもはお鏡餅を買っていたと言う子もいたので、幼稚園の友達と一緒に手作りのお鏡餅を作って、思い出に残るいい機会になったことでしょう。

お鏡餅ができた後は、市販のお餅を味わいました。やっぱりお餅はおいしいね。

最後にお餅をついた年長さんは、そのあとの片付けまで、ボランティアの方と一緒に頑張ってくれました。すすで真っ黒のかまをゴシゴシこすって洗たり、もちつきで使ったシートを畳んだりと、後片付けもちゃんと自分たちでしています。頼れる年長さん、ありがとう!

子どもたち一人一人が作った、世界にたった一つの鏡餅・・・持ち帰るお鏡餅をおうちに飾っていただき、どうか新しい年を元気にお迎えください。

子どもたちに貴重な機会を作ってくださったボランティアの皆様、大変お世話になり、本当にありがとうございました。

 

 

 

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