12 Dec 2018
12月12日 水曜日。今日は、待ちに待ったもちつきの会がありました。昨日の雨も上がり、今日は明るい太陽が幼稚園を照らしてくれています。
子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃん、お父さんボランティアさん、そしてPTAの役員さんがたくさん来てくださり、朝から準備をしてくださっています。
園庭には、かまどが設置され、火をたいて、もち米を蒸す準備が整いました。
今日は園全体がおもちつきムードに包まれています。園庭から、パチパチと木の燃えるにおい。しばらくすると、もち米が蒸し上がって、ほのかに甘い、おもちのにおいがしてきます。
さぁ、最初のもちつきは年長さんからです。先生のお話を聞いて出発です。
最初はボランティアのおじいちゃん、お父さんが、うすで蒸し上がったもち米を杵ですりつぶしていきます。最初のもち米から、すりつぶすと少しずつおもちのようになっていきます。それを今度は、杵でついていきます。
「ぺったん、ぺったん」「よいしょー、よいしょー」お父さん、おじいちゃんたちが力強くおもちをつく姿を見て、「わあ、すごい!」「かっこいいな」「大きな音だな、力持ちだな」と、その迫力に圧倒されます。
さあ、いよいよ子どもたちの番です。1人で杵を持って餅米をつこうとする子、ボランティアの方に手を添えていただきながらもち米をつく子・・・。ドキドキしながらも、一生懸命ついていきます。
米からおもちになっていく様子をしっかりと、目で、鼻で、耳で・・・、五感をとおして体感していきました。
もちをついている横では、ボランティアの人がもち丸めをしてくださいます。熱いつきたてのおもちを、小さくちぎっては、丸めていきます。その手さばきの素早いこと!子どもたちも目を丸くして手元を見つめます。
「どうしてこのおもちは赤い色をしているの?」子どもの質問にも、優しく答えてくださいます。
お部屋に戻ってエプロンを片付けたら、お待ちかねのお餅を食べます。「おもちです♪おもちです♪おいしいおいしい、おもちです♪・・・・・・」元気よく歌を歌って「いただきます」
年長さんは、交流したり訪ねたりしたことのある小学校・中学校・特別支援学校と、守衛さんや用務員さんの所へおもちのプレゼント。
「食べてください」「いつも、優しくしてくれてありがとう」日頃の気持ちを伝えながら、お手紙と一緒にお餅を渡しました。
年長さんは遊戯室へ戻って後片付けを手伝います。雑巾をしぼって、床をきれいに磨きます。
日本の伝統行事であるおもちつき。かまどで火をくべ、臼と杵でついて出来上がったおもち。体も心もほっかほかになりました。おもちパワーで、思いっきり活動し元気に降園した子どもたち。
今日はそれぞれのお家でも、もちつきの話をしながらみんなでおもちを食べたことでしょう。
ボランティアの皆様、お世話くださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。