3 Oct 2025
2学期初の子育てミニ講座は、愛媛大学 副学長(附属学校園)小助川 元太先生を講師にお招きしました。小助川先生は、国文学・日本古典文学がご専門で、昨年度に引き続きご講話くださいました。今年度のテーマは、「あまんきみこ~『青葉の笛』を読む」です。
はじめに、あまんきみこさんの絵本「青葉の笛」をゆっくりと読み聞かせてくださいました。

一人っ子で病弱だったあまんきみこさんは、祖父母、両親、父の妹二人に愛されて育ち、父以外の5人の大人に毎晩順番にお話を語ってもらいながら眠りについたのだそうです。この経験があまんさんの作家生活に大きな影響を与えているとのこと。「青葉の笛」は、母の語りが発端になっているそうです。

次に、「平家物語」が後世に琵琶法師によって語り継がれた伝本「覚一本」とあまんさんの「青葉の笛」を比較しながら、読み進めてくださいました。読み進めていくうちに、「敦盛の最期」が古くから現代に至るまで、時代を超えて人びとに好まれ読み継がれてきたことが分かりました。また、現代のわれわれ読者に投げかけるものも教えていただきました。
聴講された方からは、「昨年の世阿弥のお話がとても印象深く、今年の講座も楽しみにしていました。平家物語の敦盛の最後のお話から、子を思う親の心や争いの虚しさは現代とかわらないと感じました。日常生活では、古典にふれる機会があまりないため、今回の講座も貴重な時間となりました。こどもたちと一緒にたくさんの作品を読んでいきたいと思います。」という感想をいただきました。
わたくしも、親が子に語ることができる絵本を読む時間は、子どもにとっても親にとっても大変貴重な時間だなあと思いを馳せました。
小助川先生、お忙しい中、貴重なご講話をいただき大変ありがとうございました。
次回は、11月4日(火)8:55~9:40に開催します。講座テーマは「数学的な成長を支えるために今できること」。吉村直道先生のご講話です。皆様のご参加をお待ちしています。




