みんなで育て、みんなで育つ

秋もたけなわ!おまつりごっこ♪

今年は、感染症予防対策のため、地域での秋祭りを見送るケースが多く見られました。

本園周辺の地域もやはり秋祭りは中止となり、お祭りの飾り付けや音楽も聞こえないさみしい秋となりました。

せめて園内で、地域の伝統行事である秋祭りをみんなで楽しもう!と、「おまつりごっこ」を行いました。

10月15日ごろから、年長さんが、自分たちのアイデアを出し合いながら、おみこしを作りはじめました。

かっこいい年長さんの姿を見た年中さん・年少さんも刺激され、自分たちのクラスのおみこし作りにとりかかりました。

各クラスで相談しながら、アイディアを出し合います。

「上に鳥をつけたらかっこいいな。」「大きな火の鳥をつけたいな。」「水の鳥もいいね。」

「神様が入るお部屋もつくろう。」「扉には開けるところもいるよ。」「お花もたくさんつけたい。」

「どうぶついっぱいのおみこしにしたいな。」「道後で見たからくり時計もつけたら楽しいな。」

「鈴もたくさんつけよう。キラキラ光るようにしたらきれいよね。」

これまでの経験をもとにしながらも、子どもたちは自分たちの発想を生かし、世界に一つだけのおみこしを作り上げていきました。

この活動で、「生まれて初めて一人でツルを折ったよ」と折り紙のツルを見せてくれた子もいます。

「おみこしにつけたい!」そんな一心で、作ったのでしょう。やりたい!気持ちが原動力になって、「生まれてはじめて」につながります。

「わっしょい、わっしょい!」 子どもたちは完成したおみこしをかついで、元気いっぱいテラスを練り歩きます。

10月22日。さあ、いよいよ、おまつりごっこ当日です。

はっぴを身につけ、自分たちが作ったおみこしを堂々とかつぎながら遊戯室に集合します。

おまつりの始まりです!

すると・・、この日はなんと3名のスペシャルゲストさんが、本物のピカピカおみこしと一緒に遊戯室に来てくださっていました。

3人は地域の方で、秋祭りのお世話をしてくださっている方です。

子どもたちのおみこしとゲストさんが持ってきてくださったおみこしが、遊戯室に集結して、盛大に秋祭りの始まりです。

ゲストのみなさんにも聞いていただきながら、子どもたちはクラスのおみこしを自分たちの言葉で紹介し合います。

地域の方は、子どもたちのおみこしをたくさん褒めてくださいました。そして秋祭りや御神輿の意味についても詳しくお話してくださいました。

子どもたちのおみこしやお祭りについてのどんな質問にも、分かりやすく答えてくださいます!すごいな!まるで、お祭り博士のようです。

本当にありがとうございました。

10月23日。翌日もおまつりごっこは続きました。

今度はおみこしを担いで、附属小学校、附属中学校、附属特別支援学校へと練り歩きます。

途中であった小学生の子どもたちや先生方。

子どもたちは得意満面で元気いっぱいおみこしを担いだりおみこしの紹介をしたりしました。

「かわいいね。」「元気が出るよ!」「ありがとう。」「すごいね!」いろんな人からいろんな嬉しい声を掛けていただきました。

地域の伝統行事に触れ、地域の方々や附属校園のみなさんの温かさに触れ、笑顔いっぱいのおまつりごっこになりました。

附属ってあったかいね~!地域ってありがたいね~!

関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました。

※附属中学校もおまつりごっこ・練り歩きの様子を、附属中学校のホームページにアップしてくださっています。あわせてご覧ください。

 

 

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