10 Dec 2025
子育てミニ講座第5弾は、愛媛大学教育学部附属中学校の大西 義浩校長先生をお招きしました。『データ駆動型教育研究ユニット』でご活躍の先生です。

大西先生から、「勉強の意味」「AIについて」「未来の社会」「AI時代に問われる能力とは?」という4つの内容でお話をいただきました。
「学校ってなんのために行くの?」という問いに対して、参加者にその場でアンケートを取って意見をまとめてくださり、講座中にみんなで考えました。小学生が中学校に進学するため?次の受験があるから?就職をするため?
子どもたちに将来の夢を聞くと、ケーキ屋さん、プロ野球選手など様々な答えが返ってきますが、夢はその仕事に就くことそのものではなく、実はその先にあるんですよ、なりたい自分になる手段=自己実現なのですと教えてくださいました。
例えば中学校に通う生徒の目標は、「○○高校に入ること」だけではありません。そのことから考えると、それぞれの学校で発達段階に応じたUX(ユーザーエクスペリエンス)を提供すること。言い換えると、子どもにどのような体験を提供できるかが学校の重要な役割であるとのこと。一つの例として、附属中学校で、生成AIを使った新たな英語の学習を取り入れている様子をまとめたニュース番組を視聴させていただきました。

人間「でなくてもよい仕事」や「AIが得意な仕事」がAIに代替されるため、これからの社会では、人間「でないとできない仕事」に注力されていく時代に移り変わっていくことを明確に話してくださいました。
参加者からは、「今回の講座では、『勉強とは何か』『進学とは夢を叶えるための過程』という、高校生のときの自分が誰かに教えてほしかったようなお話を伺うことができました。娘にとっての“勉強”がより良いものになるよう、娘の“好き”や“やってみたい”という気持ちを大切にしながら考えていきたいと思います。」「知識技能(できたこと)だけに重きを置くのではなく、思考力判断力表現力などの自分の考えを相手に伝える力、そして主体的に学ぼうとする子どもたちの”ワクワク”を引き出すことが勉強以外の過程でも大切であることを改めて理解しました。またAIの活用方法としても、AIに頼り切るのではなく、自分自身の探究する課題に対して上手く活用していくことを子どもたちに伝えていこうと思いました。」などの感想が集まっています。
大西先生から参加者に、「与えられた勉強より、探しにいく学びの方がワクワクしますよ。子どもが自ら問いを持ち、探究する姿を応援していきませんか。」というメッセージをいただきました。
大西先生、お忙しい中、貴重なご講話をいただき、大変ありがとうございました。
次回は、12月15日(月)12:25~13:10に開催します。講座テーマは「子どもの心と体を育む運動遊びの大切さ」です。たくさんの方のご参加をお待ちしています。




